遅ればせながらあれから10年経った事に関して。

震災のあった時間、私はまだ京都の実家に居た頃でバリバリ起きてました。大学の進級制作の提出日が目前に迫ってたから徹夜の追い込み作業をしてたからです(汗)
絵の具の水入れの水を替えに1階に降りて来て、ついでにコーヒーを飲もうと思ってキッチンに回った瞬間でっかい音とともに揺れが来ました。
えっ、えっ!!と思ってとっさに水入れを置いてダイニングテーブルの下に避難して。
何分揺れていたのか、その時の私にはとても長く感じました。
揺れがおさまった後、水入れの水がほとんどこぼれていたという事実が、地震のすごさを物語っているようで怖かったです。

当時からつきあっていた現ダンナは神戸からもそう遠くない場所に実家があるので、心配になって地震がおさまった後真っ先に下宿に電話したら、あんがい呑気で拍子抜けしたり(汗)

でも夜が明けてテレビで神戸の惨状や、彼の実家付近を上空から中継しているのを見てもう一度電話したら、「実家と連絡がとれない。」と。。
「家族に何かあったら、俺大学辞めなあかんかもしれん。。」とこぼす彼に、「大丈夫やってば!」と励ます事しか出来なかった自分の無力さがもどかしかった事を今でも覚えております。
結局彼の家族は全員無事で、彼の実家の被害もそれほど酷くはなかったわけですが。。

あれから10年、普段はそれほど意識することはなくなっても、やはり忘れてはいけない出来事だし、こうして思い出す機会を設けることが大切なんだと思います。