M8とTM Network

ミュージックエイト社の話が出たところで私の中学時代の体験談をひとつ。
中学時代、私はTM Networkの大ファンでして。
新入生歓迎会のクラブ紹介で楽器紹介コーナーを設けてパートごとに何か曲を演奏することになり、他のパートはまぁ教則本とかから適当に練習曲を引っ張ってきてやっていたんですが、
私にはある野望があったんです。

それはGet Wild/(AL『Gift for FANKS』収録)』のイントロを原曲キーでアンサンブルしてみたい!』というもので、とりあえず各パートでソロか2重奏をすることになってたので、もう1人演奏する友達の許可をとってそれをやらせてもらうことに。。

その前の年に先輩が文化祭の引退演奏で『SEVEN DAYS WAR(AL『CAROL』収録)』をM8バージョンの楽譜でやって、その原曲とはかけ離れた音階のダサさに違和感を覚えていた私は絶対にそれを原曲キーでやりとげたかったのです。
当然MIDIDTMも発達していない時代ですから、ピアノの前にラジカセと五線譜を持って来て一生懸命音を拾い、それをさらにin B♭の楽譜に直したら#の数がえらいことになってました(汗)

出来上がった楽譜を顧問に見せたら一言、
「おまえなぁ〜。これは#多すぎて難しいんとちゃうか?2音落としてB♭ durにしとけ。」
まだ若かった私はそれがいやで顧問に食い下がったのですが、結局2音落としてB♭durの楽譜に泣く泣く書き直すことになりました。
で、実際吹いてみたらこれがまた悲しいぐらいダサいんだ。。

その時に未熟ながらも気付いたことがあります。
M8のあのへんな音階に編曲されたJ-POPの楽譜たちは、
きっと吹きやすさを最優先に作ってあるからああなんだと。

でもミュージック・エイトの楽譜は日本の吹奏楽のためにはなくてはならない存在ですよ。
なんてったってJ-POPの吹奏楽譜の需要を一手に引き受けてる会社ですから。

という訳でこれからも、益々のご発展をお祈りもうしあげます。。
そしてせいぜい吹奏話のネタにさせていただきます(笑)